老後にカナダへ移住する方法は?|リタイヤメントビザは取得できるの?
こんにちは!カマルです!
当ブログにお越し頂きありがとうございます。
今回は、老後のカナダの移住について書いていきます。
カナダと言えば、アメリカ合衆国と隣接する「ナイアガラの滝」で有名ですね。他には、オーロラが鑑賞できる「イエローナイフ」などがあります。
また冒頭のプロフィールで説明していますが、「総合海外移住人気国」では、カナダは、5位に君臨しています。
さて、アジアと同じようにカナダにリタイアメントビザは、あるのでしょうか。
残念ながらそれに相当するものは、ないんですね。永住権取得には、他の国とは異なるポイント制度が取られています。年齢ポイントでは、18歳から44歳までポイントが付いています。一番ポイントが高いのは、20歳から29歳までで110点です。年齢が30歳以上だとだんだんポイントが低くなり45歳以上だと0ポイントになります。
ポイントが高いということは、若者には有利な条件ですね。
言い方を変えれば、カナダに永住、移民しやすい年齢があるともいえますね。
カナダは、ハワイと同じようにビザ免除プログラムがあります。
日本人の場合は、ハワイには、電子渡航認証エスタ(ESTA)の申請をしパスすれば入国できましたが、カナダでは、「eTA」 の申請をしなければなりません。6ヶ月の滞在が許されます。
カナダへの入国に必要なeTAってなに?
Contents
このビザ免除プログラムの「eTA」制度は、2016年3月より導入されました。
カナダへ飛行機で渡航する外国人に対して事前に行われる電子渡航認証です。渡航前にカナダ政府のウェブサイトから申請します。以下のサイトを開くとeTAの申請ができます。ハワイのESTA(エスタ)申請と同じようにクレジットカードで支払います。
- 有効なE メールアドレス
- 取得料金 7カナダドルを支払うため手段として、下記のいずれかひとつ(支払い後の払い戻しはできません)
- Visa®、Mastercard®、American Express®
- 各種プリペードカード(Visa®、Mastercard®、American Express®)
- 各種デビットカード(Visa Debit、Debit Mastercard)
- 銀聯(UnionPay®)カード
- JCB®カード
- Interac®(カナダのデビットカード)
引用元:カナダ政府の公式ウェブサイト
料金は、7カナダ・ドルです。約600円 :1CAD=85.71円で換算しています(2018年11月1日 11時)
有効期限は、原則5年間となっています。{アメリカ合衆国、ハワイでは、ESTA(エスタ)の有効期限は、2年間}
次に自分は、どんなビザが必要かは、 「カナダ入国ビザが免除されている国」をクリックすると次の様な英文が現れます。これは、あなたは、どんなビザが必要なのか或いは、ビザは必要ないのか教えてくれます。
「Find out if you need a visa」
日本人の場合は、特別な場合を除いて、eTAでの申請になります。
eTAでの申請は、英語とフランス語に限られます。
どんなビザが必要なのかわからない場合は、文中にあるeTAの”申請の手引き”をクリックすると詳しい説明があります。
ただ、日本に永住している外国人や、一時的に日本に居住している外国人は、eTA 申請はできません。ビザや他の種類の渡航文書が必要になります。これは、日本人に限らず他の国の人にも当てはまります。
国民以外の個人に発給された外国人パスポート/渡航文書 (Alien passport/travel document issued to noncitizens)
パスポートの発給国に永住している、または一時的に居住していて、国民ではない個人に対して発給されたパスポ
ートまたは渡航文書。この文書では eTA 申請はできないことにご留意ください。カナダに渡航するにはビザまたは他
の種類の渡航文書が必要です。
米国再入国許可証(I-327) (Permit to re-enter the United States (I-327))
合法的に米国に居住する個人が、米国外に渡航し、帰国居住者ビザを得ることなく米国に再入国できるようにするために、米国の市民権・移民局が発行する渡航文書。
引用元: eTA 申請の手引き
eTAの記入の仕方がわからないときは、どうしたらいいの?
eTAには、英語かフランス語でのみの記入となります。
自分の住所などちゃんと正しく書けるのかしら不安だわ、携帯メールアドレスでも大丈夫なのかしら、間違って記入したらどうすればよいのなど様々な疑問があると思います。
そのときは、ハワイのESTA(エスタ)申請のときにご紹介したものがお役にたつので参考にしてください。
ESTA(エスタ)申請のESTAよくあるご質問ー公式ESTA ASIA
老後はカナダへ移住ってむずかしいの?|カナダへ移住って家族でもできるの?
シニア(リタイア後)の方が移住するには、カナダは、リタイアメントビザがないので、アジアの国よりもかなりハードルが高くなります。
若い方であれば、就労許可証、ワーホリ、就学許可証、永住権など、カナダで申請したいビザのカテゴリーがありそれぞれに申請することによりビザを取得でき、また何年か就労することで永住ビザを申請できます。
しかし、シニアの方は、年齢的に上の条件を満たすのは、難しいですね。
でも資産に余裕があれば投資ビザが取得できます。
カナダ投資ビザは、以下の条件を満たせば優先的にカナダ永住権が発給されます。
カナダ投資ビザ(カナダ投資移民)の認可要件とは?
- 総額200万カナダ・ドル相当(円貨約1億8千万円以上)をカナダ政府指定の銀行金融期間に投資する
- 資産は、銀行預金、不動産証券債権 事業資産、保険積立等を含めることができる
- 資産は、申請者本人、或いは配偶者の方の就労事業投資により合法的に得られたものである
- 相続財産、贈与等により得られたものである
シニア(リタイア後)でも特技あると移住のチャンスがある?
移民プログラムには、カナダ政府の連邦(フェデラル)の移民プログラムと、各州が独自に申請基準を定める州のノミニープログラムがあります。
シニアの方では、何か特技があれば移住許可が降りる場合もあります。
ポイント制によるので、ビジネス経験が長いとポイントが加算されます。
お茶、お花、舞踊、詩吟、または、個展などを開いたことがある芸術家など、日本の文化で師範の免許がある人など特殊技能があれば点数が上がるので可能性はあります。
下のサイトを参照するとより詳しく分かります。
家族で簡単に移住できる場合って?|デメリットは?|日本のシニアの方はどこに住んでいるの?
子供やお孫さんが、既に、カナダの永住権やカナダの国籍を持っていれば” 家族呼び寄せ(ファミリークラス)”で両親とおじいちゃん、おばあちゃんまで簡単にビザサポートができるんです。
スーパービザ
両親や祖父母まで呼び寄せできるプログラムは、スーパービザと呼ばれています。
これは、2 年毎のビザ更新で最大 10年間カナダに滞在できます。
スーパービザは、永住権取得よりハードルが低いので、容易に取得できます。ただし、子供やお孫さんが永住権やカナダ国籍を持っている場合に限ります。
スーパービザのデメリットは?
スーパービザの取得が簡単なのは、メリットなのですが、デメリットもあります。
それは、健康保険は、自分で負担しなければならないということです。
日本の海外旅行保険などに加入しなければなりませんね。
日本のシニアの方はどんなところに住んでいるの?
シニアの方は、日本に近い比較的暖かい場所を好むので、ブリティッシュコロンビア州のビクトリア市やネルソン市などに住んでいる人が多いです。
カナダにいる日本人は約6万人でそのほとんどがブリティッシュコロンビア州・オンタリオ州・アルバータ州に住んでいます。
まとめ
カナダへ入国するには、日本人の場合は、「eTA」の申請をして認可されてから入国しなければなりません。6ヶ月間の滞在が可能です。
有効期限は、5年間です。
カナダは、リタイアメントビザがないのでシニアの方が移住するには、ハードルが高いです。
しかし、観光免除プログラム「eTA」の認可で入国でき、6ヶ月滞在できますからプチ移住は、簡単にできますね。
また資産がある人は、投資ビザで永住権も取得できます。
カナダのビザ取得の特色は、ポイント制度です。
その内訳の中で20 歳から29歳までの方は、年齢ポイントが占める割合が17%もあります。若い方たちには、有利ですね。
またシニアの方でも、日本文化のお茶、お花、詩吟、舞踊などの師匠、または芸術などで個展を開いたことがある方など特殊技能をお持ちの方も高いポイント数を貰えますから移民ビザを永住権申請の種類「経済クラス」でゲットできるチャンスはあります。