在住歴35年カマルが教える悠々自適に暮らすための秘訣

リタイアメントビザで海外移住をめざすならここがおすすめタイ!

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こんにちは!カマルです。
当ブログに訪問してくださりありがとうございます!

リタイアメントビザで定住できる国は、世界中に43カ国あります。アジア、ヨーロッパ、オセアニア、中米、南米にもあります。
日本人に人気のアジアの移住国は、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、台湾です。

今回は、前記事の「リタイアメントビザで海外移住を目ざすためのおすすめな国フィリピン」
に続きましてタイをご紹介します。

フレンドリーな国民性の「微笑みの国」と言われるタイは、ビジネス拠点として、リタイアメント後の生活拠点または、終の棲み家として人気の有る観光地です。ただ、タイは、経済成長も著しく 以前に比べてかなり物価高になったようです。

2013年のインラック政権の時代にタイの最低賃金の引き上げ(タイ全国の1日の最低賃金が一律※300バーツ)がありそれが要因で物価高に突入しました。
2007年のタイ1バーツは、3.01円だったのが、11年後の(2018年9 月14日時点)でタイ1バーツは、3.43円になっています。
2007年時代は、物価が日本の1/5~1/6だったのが、2018年にはモノにもよりますが、1/5~1/2になっています。

※300バーツ:1.029円(1バーツを3.43円)として計算
以下の記事にあるタイ通貨も1バーツを3.43円として計算しています。
為替レートは、日々変わりますのでその都度ご確認をお願いします。

東京タイ王国大使館でビザを申請する際の留意事項

Contents

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日本国籍以外の方で次の旅券所持者は、東京タイ王国大使館でビザの申請ができません。
しかし、外国籍の方でも、日本での永住資格、定住資格をもっているか或いは日本人の配偶者がいる人、留学生の方、又は特定の日本での在留資格を持っている場合は、申請できます。
アフガニスタン、バングラデシュ、エジプト、イラン.北朝鮮、リビア、ナイジェリア、パレスチナ、スーダン、イエ メン、カメルーン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、赤道ギニア共和国、ギニア共和国、アルジェリア、中国、インド、イラク、レバノン、ネパール、パキスタン、スリランカ、シリア、ガーナ、中央アフリカ共 和国、ソマリア連邦共和国、サントメ・プリンシペ民主共和国、リベリア共和国、シエラレオネ共和国、サウジアラビア (Latest updated :2015/11/30)

詳しく知りたい方は、次のサイトを参照してみてください。
在京タイ王国大使館

タイのリタイアメントビザ4つの種類

タイのリタイアメントビザの種類は、4つあります。

フィリピンのリタイアメントビザの申請資格条件と年齢や預託金の面でかなりの違いがあります。

リタイアメントビザには、「ノンイミグラントO-A査証(退職者用)」と「ノンイミグラント-O(年金受給者)」と「ノンイミグラント-O-Xビザ」「タイランドエリート」制度があります。

ノンイミグラント O-Aビザ

リタイアメントビザの申請資格条件

  • タイでのリタイアメントビザの申請資格条件は、50歳以上の人に限られる。※「リタイアメントビザ1年有効」を取得でき、毎年更新必要
    ※50歳以上の人のリタイアメントビザは、別名「ノンイミグラントO-Aビザ」
  • タイ国内に800,000(※2,744,000円)バーツ以上の預金が3ヶ月以上あること
  • 或いは、毎月貰う年金が65,000バーツ(22,2950円)以上あるか,
  • または、預金と年金の年間収入を合わせて800,000バーツ以上の収入がある人

滞在期間条件(タイの入国管理局でノンイミグラントビザを申請した場合)

  • 申請した最初の年は、15ヶ月の滞在許可が得られ、それ以降は一年ごとの更新が必要
  • 国外に出る場合は、出入国自由のマルチプルビザを取得できる

注意するポイント:ノンイミグラントO-Aビザを取得しても外国人居住登録の3ヶ月おきの更新が必要

タイのハスの花

夫婦での申請運用条件は?

夫婦が共に50歳以上の場合
  • ノンイミグラントビザO-Aをそれぞれが申請する。1600,000バーツ(二人分)=5.488.000円が必要
夫婦の片方のみの申請の場合
  • 配偶者は、滞在期間が90日の家族用「ノンイミグラントOビザ」対象となり、延長して一年に更新する、
    申請には夫婦関係を証明する戸籍謄本、日本公館発行の戸籍記載事項証明(現地で手続きする場合)などが必要

20歳未満の子供がいる場合

  • 家族用滞在許可の資格に適用されず、通学しなければならない場合は、留学用滞在許可の資格が必要

滞在期間条件(東京タイ王国大使館でノンイミグラントビザを申請する場合)

タイの入国管理局でノンイミグラントビザを申請した場合、申請した最初の年は、15ヶ月間の滞在許可が発給されますが、東京タイ王国大使館で申請した場合は、1年間の滞在査証(O-A)になります。しかし、現地での滞在ビザの切替えは必要ありません。1年毎の更新手続きが必要になります。

 ノンイミグラント-O(年金受給者)

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   資格条件や必要な書類は?

  • 年齢は、満50歳以上
  • 申請者本人の申請に限る
  • 日本又は、他の国の政府の年金受給者
  • 年金は、月額65,000バーツ以上(222,950円)必要
  • 申請料 : シングルエントリー 9,000円 / マルチプルエントリー 22,000円

滞在期間は?

  • 一回90日以内、出入国に関して一回のみのシングルビザか 一年間のうち何回でも出入国可能なマルチプルビザかを選択できる
  • 90日以上滞在したい場合は、現地入国管理局にて延長申請が必要ですが、許可が降りるかどうかは移民局の判断による

ビザ発給までは、国によりビザが下りるまでの期間に差があるので、航空券は余裕をもって購入しましょう。発給まで10日から30日以上の期間を要する場合もあります。

    ノンイミグラント-O-X(ロングステイ10年)

thailand flower in hotel

ロングステイビザは、滞在期間が1年だったのが2016年11月の閣議で、最長5年に延長することが承認されました。
5年後には、延長申請ができ、10年間の滞在が可能です。

ただ、資格条件は、他のカテゴリーのビザよりもハードルが高いです。それに対象となる国も以下に限定されています。預金は、1千万円以上必要で引き落とすことができるのが、1年後となります。しかし全額を下ろすことはできません。銀行には、1,500,000バーツ(5,145,000円)を残しておかなければなりません。

対象となる国:日本、デンマーク、ノルウェー、オランダ、スウェーデン、フランス、フィンランド、イタリア、ドイツ、スイス、オーストラリア、米国、英国、カナダの14カ国に限定されます。

申請資格と必要書類

  • 申請者本人申請
  • 申請者は申請時に満50歳以上
  • 申請者はタイ王国の入国禁止者リストに入ってないこと
  • 申請者は日本、または国籍を有する国、居住国においてタイ王国の治安を脅かすような犯罪歴がないこと
  • 申請者は日本国籍者もしくは日本で永住権をもつ以下の国籍のみ申請可能
    オーストラリア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スエーデン、スイス、イギリス、カナダ、アメリカ合衆国
  • 申請者は仏暦2535年の省令に定められる禁止疾患、すなわち、ハンセン病、結核、麻薬中毒、象皮病、第三期梅毒ではないこと
  • 申請者はタイ王国で就労禁止(ただし、ボランティア活動は除く)
  • 滞在可能年数は、タイ王国入国日から 5 年。残り 5 年は、タイ王国入国管理局にて延長申請可能
  • ロングステイビザ(ノンイミグラントO-X) 申請料 マルチプルエントリー 44,000 円
  • 金融証明書(下記の 2 項より 1 項) 原本とコピー2部 :
  1. タイ国内のタイ王国銀行預金残高証明書 3,000,000 バーツ(10,329,000円)以上が確認できる証明書
  2. タイ国内のタイ王国銀行預金残高証明書 1,800,000 バーツ(6,174,000円)以上が確認できる証明書と年 1,200,000バーツ(4,116,000円)以上の収入を証明できる証明書原本

滞在中は、90日毎に、入国管理事務所に報告しなければなりません。

タイランドエリートとは?

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タイ国会を通過した法案にもどづき、タイ政府観光庁が運営するもので、国家が選ばれた会員をV.I.P.として待遇するメンバーズクラブです。ただ、この制度にはいろいろな種類があり、「アルティメットプリビレッジ」と言われるのが最高位の待遇を受けられます。

タイランドエリートの種類

アルティメットプリビレッジ ファミリープレミアム スペリオリティエクステンション プリビレッジアクセス ファミリーオルタナティブ ファミリーエスカージョン イージーアクセス
入会金 200万バーツ(税込み)

約6百86万円

100万バーツ(税込み)

約3百43万円

100万バーツ(税込み)

約3百43万円

100万バーツ(税込み)

約3百43万円

80万バーツ(税込み)

約2百74万4千円

 80万バーツ(税込み)

約2百74万4千円

50万バーツ(税込み)

約百71万5千円

期間 20年 コアメンバーに準ずる 20年 10年 10年 5年 5年
年会費 2万バーツ(68,600円) 1万バーツ
(34,300円)
なし なし なし なし なし
ビザ 5年ごと更新(20年) 5年ごと更新(20年) 5年ごと更新(20年) 5年ごと更新(10年) 5年ごと更新(10年) 5年ごと更新(10年) 5年ごと更新(10年)
年齢制限 20歳以上 なし なし なし なし なし なし

より詳しく知りたい方は、次のサイトを参照してください。
タイ政府運営の特権付きメンバーズクラブ Thailand Elite

thailand flower in hotel

タイランドエリートの資格条件は?

  • 年齢制限なし(アルティメットプリビレッジのみ20歳以上)
  • 犯罪歴がなく、経済的に問題がないこと
  • 入会金200万バーツ(アルティメットプリビレッジ の場合)必要ですが、入会金の返還不可。他人名義への書き換えが可能(アルティメットプリビレッジ とファミリープレミアムのみ)。書き換え手数料は譲渡金額の20%

※他のリタイアメントビザと違い入会金は、解約しても戻りませんから注意が必要です。
ただ入会金が一番安い「イージーアクセス」は、他のリタイアメントビザを申請したのにビザが下りなかった場合に適用できるというメリットがあります。5年間のビザが発給されますが、ビザの期限が切れても入会金は、戻りません。
またもう一つのメリットは、この「イージーアクセス」のみアップグレードができて20年間のビザを取得できることです。そのためには150万バーツ(5,145,000円)を払わなければなりませんが。

タイランドエリートのV.I.P.サービスとは、どんなもの?|タイランドエリートの全種類に共通する項目

  • 銀行の即日口座開設が可能
  • サポートセンター
  • 90日リポート(外国人居住登録の際のリポート)
  • 空港サービス
  • 空港の専用ラウンジが利用できる
  • 政府コンシェルジュ
  • デパートやレストランの優待割引

タイランドエリートのアルティメットプリビレッジとファミリープレミアム限定のV.I.P.サービス

  • 空港と自宅やホテル間の高級リムジンでの無料送迎(無制限利用可能)
  • タイ全土から選ばれた国際水準のゴルフコースが無料で利用できる(24回/年):ファミリープレミアム(10回/年)
  • タイの有名スパやマッサージが無料(24回/年):ファーミリプレミアム(10回/年)
  • 無料健康診断を年一回受けられる:(ファミリープレミアムは不可)

まとめ

タイのリタイアメントビザには、「ノンイミグラントO-A査証(退職者用)」と「ノンイミグラント-O(年金受給者)」と「ノンイミグラント-O-Xビザ」「タイランドエリート」の4つの制度があります。その中で一番の長期滞在ビザは、タイランドエリートでしょう。
滞在中は、90日毎に、入国管理事務所に報告は、必要ですが、ビザは、5年おきの更新で済みます。タイランドエリートのアルティメットプリビレッジ、ファミリープレミアム、スペリオリティエクステンションは、入会金が高いものの更新すれば永住許可なみの最長20年間滞在できます。

タイのリタイアメントビザには、他の国では見られない世界でただ一つの「タイランドエリートビザ」があります。資金に余裕があり、頻繁にタイ国と他の国を行き来する方には便利な制度ですね。空港での煩わしい手続きが省略されしかも自宅やホテルまで高級リムジンで送迎してもらえますから有り難いサービスです。

リタイアメントビザを取得し、ロングステイをしてみてその国が気に入ったなら「老後は、ここに住んで骨を埋めてもいいかも!」と覚悟を決めるひともいるかもしれませんね。老後は、生活の本拠を海外に移して日本と海外を行ったり来たりしてみてもいいですね。

メディアの発達で世界は、狭くなり、瞬時に世界のニュースが入ってきます。また遠く離れていてもスカイプやラインでビデオ通話ができます。LCCの発達で海外旅行もハードルが低くなりました。日本は、島国ですが、もう国境なき世界が広がっています。井の中の蛙にならならいように、生きている間に日本以外の国を訪問してみては、いかがでしょうか。日本の良さを再発見できますよ。

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