リタイアメントビザで海外移住するならここがおすすめ!マレーシア
こんにちは!カマルです!
このブログに訪問していただきありがとうございます!
リタイアメントビザで定住できる国は、世界中に43カ国あります。アジア、ヨーロッパ、オセアニア、中米、南米にもあります。
日本人に人気のアジアで定住できる国は、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、台湾です。
この記事では、前の記事「リタイアメントビザで海外移住をめざすならここがおすすめタイ!」に続いてマレーシア編です。
フィリピンやタイに比べるとリタイアメントビザを取得するハードルは、少し高くなります。それでは、見ていきましょう!
リタイアメントビザには、どんなものがあるのか?|申請条件とランキング
Contents
マレーシアのリタイアメントビザは、MM2H(マレーシア マイセカンド ホーム)の一つだけです。
マレーシアと外交関係を結んでいる国ならば誰でも申請出来て最長10年のロングスティビザです。
10年後も移民局から認められた場合は、更新が可能になります。永住ビザは、取得できません。
他には、学生ビザと就労ビザがあります。
MM2Hビザの申請条件とは?
MM2Hは、Malaysia My Second Home(マレーシア マイセカンド ホーム)の頭文字を取った略語です。
これは、マレーシア政府主導のロングステイ用の制度です。
年齢、国籍、宗教は、問われません。ただ、50歳以上の場合と50歳以下(満49歳以下の人)での資産の取得条件が違います。
また ビザの承認がなされた後に銀行口座に納める金額も違いがあります。以下表にしてみたので参考にしてください。
50歳以上と50歳以下のロングステイビザ取得に必要な申請条件と承認後の定期預金
年齢 | 申請条件 | ビザ承認後の定期預金額 |
50歳以上(満50歳以上) | 35万リンギット(9,530,378円)の資産 | 15万リンギット(4,084,375円) |
50歳以下(満49歳以下) | 50万リンギット (1,3614,584円)の資産 | 35万リンギット(8,168,750円) |
十分な資産か年金が必要
ビザの申請が承認されたなら、マレーシアの銀行に定期預金口座を開設して日本からそれぞれ決められた金額を振り込まなければなりません。
それに毎月1万リンギット(270,000円)以上の収入(マレーシア国外で)や年金があれば申請できます。
※ 1リンギット:27円で計算(2018/09/24)
為替レートは、日々更新されますのでこれは、参考程度にしてください。
マレーシアのリタイアメントビザ取得者国別ランキング|魅力ある都市4つとは?
マレーシアのロングステイプログラムは、1996年に移民局で始まりました。その6年後の2002年に観光省に移り名称をMM2Hとしました。
2002年から2016年までの14年間で29,427人が、ロングステイビザを取得しました。年間2012人の取得者がいることになります。月間に直すと167人になりますね。それでは、マレーシアでどの国が一番多くロングステイビザを取得しているのでしょうか?
ビザ取得者国別ランキングのグラフ
引用元:MM2Hセンター
1位は、中国の6961人で 2位は、日本の3919人です。日本は、世界でMM2H(ロングステイ)の取得者が2番目に多いことになります。
マレーシアは、シンガポールと同様に多民族国家(マレー系、インド系、中国系など)なので他国の人や宗教に関してとても寛容です。
英語と中国語が通じ、イスラム国家にも関わらず市内には豚肉を扱う中華料理や日本料理、インド料理など世界各国のお店が並んでいます。
生活物価水準も日本と比べると安いですし、気候も常夏の国で年中過ごしやすいというポイントが世界中の人を引きつける要因であるといえますね。
では、マレーシアの中で魅力ある都市は、どこか見てみましょう。
これは、あくまでも、日常生活をする上で魅力的であるということで、4つの都市が挙げられます。
- クアラルンプール
- キャメロン・ハイランド
- ジョホールバル
- ペナン島
これについては、次回の記事で詳しく解説していくつもりです。
今度は、世界中で日本人が移住してみたい国って、どんなところがあるのでしょうか?
ロングステイ財団が行ったアンケート結果があるので見てみましょう。
世界のロングステイしてみたい国ランキング|2018年の日本人のアンケート結果は?
2018年のアンケート結果から、日本人の世界のロングスティしてみたい国ランキングは、どうでしょうか。
「一般財団法人ロングステイ財団」が行った2018年1月~12月までに当財団が主催や後援したイベント、計115本、10,592名(有効回答数:1,581)の参加者を対象としたアンケートのロングステイに関する意識調査においての結果は次のグラフです。
それにより日本人が住んでみたい国や地域はどこなのかが明らかになりました。
出典:ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2018』
ご覧の通り2006年から2018年まで13年連続してトップは、マレーシアですね。やはり、すごい人気ですね。
ダントツで1位にランクインしています。次は、タイ、ハワイ、フィリピン、オーストラリア、台湾、カナダ、インドネシア、シンガポールアメリカ本土の順です。
これを見てお気づきと思いますが、台湾が2011年からランクインして2016、2017と上位4番目に入っていましたが、2018年には、6番目になりました。
ヨーロッパは、2011年を最後にランク入りしていません。
やはりヨーロッパは、テロなどの不安な要素が強いことと物価高でしょうか。
オーストラリアは、5番目で北米のカナダは、7番目になっています。
オーストラリアも2015年までは、上位4位まで君臨していたのが、ここ2年間で6位に下がってしまっていますが、2018年は、1ランク上がり5位に入っています。
目新しいところでは、ニュージーランドが10位から外れています。
日常生活で注意すべき点|マレーシアの国教は、イスラム教
マレーシアは、国教がイスラム教で、「連邦の宗教」と定めています。国民の約67%はイスラム教徒(マレー系)です。中国系は、25%、インド系は、7%です。
イスラム圏における最低限のマナー、習慣を習得しておいて相手に対して不快感を与えないようにしたいものです。
イスラム圏で人と挨拶する時に気をつけること
- 左手は、不浄なものとされているため、握手をするときや、モノを渡すときは、右手で行ないましょう
- 日本では、握手をする習慣はありませんが、外国に来ているからといって、男性は、女性に対して握手を求めてはいけません
ハラル食品について
イスラム教では、豚肉、アルコールは、禁じられています。最近では、日本でも「ハラルフード」がスーパーで売られていたり、レストランも出店されてきました。牛肉や鶏肉をイスラム教のやり方で畜殺したものを処理して調理したものがハラルフードになります。また調味料もラードやみりんなどは、使用できません。
マレー系の方を夕食にご招待するときは、何時頃がいいのか?
マレー系の方は、殆どがイスラム教徒なので、夕食にご招待するときは、日が沈んでからのお祈り(マグリブのお祈り)が終わってからにした方がいいです。季節により日没時間が変わりますが、だいたい7時頃から8時頃がご招待するのにふさわしい時間帯です。
まとめ
マレーシアのリタイアメントビザは、ただひとつMM2Hのみです。
12年連続して1位に君臨している理由は、私個人の見解だが、次のようなものでしょう。
- 気候が温暖で常夏の国
- 物価が安い、日本の3分の1から2分の1
- 治安が良い
- 国籍や年齢、宗教には、関係なく申請条件を満たせば誰でもビザを取得できる(外交関係を結んでいる国であれば)
- 世界で16億人のイスラム教徒がいると言われているイスラム教の国(マレーシアは、この他にキリスト教徒、ヒンズー教徒、仏教徒、その他)なので、必然的に世界中のイスラム教徒の移住者も多いことになる(上の表のビザ取得者国別ランキング参照)
- 多民族国家なので異文化を受けれ入れやすい国であり、欧米のようなアジア人に対する差別がない
- 日系企業が多く、日本語が通じる病院も多い
- 自然災害が少ない
- 花粉症がない
マレーシアのリタイアメントビザ申請条件の35万リンギット(9,530,378円)の資産は、フィリピンやタイの2倍位になりますね。やはり若い時から計画を立てて貯蓄しておいたほうがいいでしょう。或いは、60歳以上だと退職資金を当てにすることもできますね。また1万リンギット(270,000円)以上の収入(マレーシア国外で)や年金が必要ということなので、年金でそのくらいの収入があればいいですが、、、。
もし足りないとしても、不動産収入やwebビジネス、投資などの不労所得があれば大丈夫ですね。また銀行にそれ相応の資産がある方なら大丈夫でしょう。
またマレーシアの国教であるイスラム教徒が67%もいるので、日常生活のマナーにも気をつけましょう。