リタイアメントビザで海外移住を目指すためのおススメな国フィリピン!
こんにちは!カマルです。
このブログに訪問して頂きありがとうございます!
このブログを読んでくれている人の中には、リタイアメントしたら、海外移住して悠々自適に暮らしてみたいと若い頃から思っていた方も多くいるのではないかと思います。
最近は、スマホの普及で自分が移住してみたい国をすぐ検索できるし、その国についてのブログも簡単に見つけることができますね。
そのくらい、海外に住んでいる日本人が沢山いるということですね。
世界の情報が瞬時に入ってくるグローバルな時代になりました。移住したい国の情報もネットで調べれば大抵のことはわかります。
治安がいい国かどうか、気候は、自然災害は、住宅費用は、生活物価水準はどうなのかなど。
しかし、知識として頭では分かっていても実際、現地に行って生活してみるとこんなはずではなかったと思うこともあります。現地の人の外国人に対する感情はどうなのかということ。
滞在環境要因だけではなく、人間関係、精神的な面も考慮しないといけませんね。コンドミニアムではなく一般の民間人と一緒の居住区なら外国人に対してフレンドリーかどうかにより住み心地は違ってきます。
日本でも地域によっては、外国人に閉鎖的で近所に住むのを嫌がる人達もいますよね。それでは、海外移住の人気のある国フィリピンからです。
リタイアメントビザで定住できるおすすめの国フィリピン
Contents
リタイアメントビザで定住できる国は、世界中に43カ国あります。アジアでは、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、台湾です。他には、ヨーロッパ、オセアニア、中米、南米にもあります。
この記事では、定年退職後の移住国として最近人気上昇中のフィリピンについて調べてみました。
ロングスティビザとリタイアメメントビザの違い
それでは、まず日本人の移住先で人気のある国フィリピンからです。
その説明の前にロングステイとリタイアメントビザの違いを知って欲しいです
ロングステイとは、観光ビザの範囲内で数ヶ月程度滞在する旅行です。
リタイアメントビザは定住するための制度で、一時滞在のロングステイとは、異なります。
年金受給者などの退職者を主に対象にした長期滞在ビザです。
定年後は、世間のしがらみから離れて異国で新しい人生を送りたい、或いは物価の安い国で悠々自適に暮らしたいという人に適しているでしょう。
定年後の年金生活で持ち家がないと大変です。日本のような物価の高い、家賃の高いところで、せちがらく生活するより気候の温暖な生活物価水準の低いところで暮らしたい人には、便利ですね。でも 良いことばかりではありません。シニアは、若い人より病気になる確率は大きいです。病気になったときの事を念頭において、海外旅行保険には入会しておきましょう。或いは短期のロングステイであれば海外旅行保険付きのクレジットカードを数枚持っていると安心です。
永住ビザを獲得できるリタイアメントビザを取得する方法
フィリピンでは、SRRVと呼ばれる特別永住権というものがあります。通称PRAビザと言われています。
35歳以上の外国人に対してリタイアメント用の特別永住権を発給する優遇制度があります。その条件とは?
特別永住権は、年齢に応じた一定以上の預託金が必要
特別永住権の取得には、年齢に応じた預託金がそれぞれ必要です。
- SRRVスマイル:
35歳以上 2万ドル 222万円
- SRRVヒューマンタッチ:
35歳以上で介護や療養を必要とする人 1万ドル 111万円
介護や療養が必要な人は、預託金111万円の他に月額1500ドル(16万6千円)以上の年金を受給する必要があります。また健康保険にも加入しなければなりません。
SRRVヒューマンタッチの条件が変更
SRRVヒューマンタッチの記事の説明は、筆者が、2018年9月に書いたもので、2021年1月3日時点では、以下に変更になっています。
「35歳以上で介護や療養を必要とする人」の部分が、「35歳以上で治療や療養を必要とする人」に変更になっています。
預託金は、同じ1万ドルです。
また、年齢が以前は、満35歳以上で上限は、なかったのですが、変更後は、満35歳から49歳までとなっています。
- SRRVクラシック:
50歳以上 2万ドル 222万円
50歳未満 5万ドル 555万円
50歳以上の
年金受給者 1万ドル 111万円
5万ドルの預託金がある50歳未満の方は、投資転換が可能になります。もちろん50歳以上の年金受給者でも5万ドルの預託金があれば投資転換は可能です。
投資転換とは、ビザ発給日から30日過ぎると不動産投資ができるということです。例えばコンドミニアムの購入や賃貸住宅の長期契約(20年以上)、ゴルフ会員権の購入、借地に住宅を建設できる(土地の購入は外国人の場合不可)などです。
しかし、その預託金をすべて使い切ることは、できません。死亡時の埋葬費用として3,000ドル(33万3,000円)を保持していなければなりません。
また預託金の他に年会費360ドル(39,960円)が必要。
※1ドル 111円と換算 2018/09/08時点でのレート
為替レートは、日々変わるのであくまでも参考にしてください。
リタイアメントビザが取れたら同伴家族も一緒にビザを獲得できる?
配偶者と21歳未満のお子様と2人まで追加預託金なしで同伴できます。就学OK(就学ビザは必要なし)。同伴者が3人以上の場合は、3人目から一人に付き※15,000(1,665,000円)ドルの追加預金が必要。
このフィリピンのリタイアメントビザは、追加預託金なしで家族も一緒にビザを取れちゃうという便利なビザです。
また21歳未満のお子様がいる場合は、就学ビザは、取る必要はありません。
家族同伴で滞在でき、就学もオーケーというスーパーえこひいきなリタイアメメントビザは、アジア5カ国(タイ、マレーシア、台湾、インドネシア)の中でフィリピンだけです。
ロングステイビザを取得する方法
リタイアメントビザと異なり一定の預金は、必要ありませんが、フィリピン国内に住居がある人(コンドミニアムなどの分譲マンション所有など)またはフィリピン退職庁指定の宿泊施設(宿泊施設リストは※PRAより入手できる)を利用している人に限定されます。
※PRA=フィリピン退職庁
- 滞在期間は、1年間限定で何回でも出入国が可能なマルチプルビザです。
- 申請は、一人一回のみに限られます。
- 必要な書類は、申請書、パスポート、写真6枚(2×2)
- PRA認定施設(ホテル、リゾート、賃貸住宅等)の賃貸契約書
- PRAサービス料 ※200ドル(22,183円)
- ビザ申請料 ※12130ペソ(25,047円)
※1ドル 111円として換算
※1フィリピン ペソ 2.06円として換算(9/10/2018 9:49)
特別永住権を得ることができるクォータビザって年齢制限がない?|リタイアメントビザとの違いは?
特別永住権を得ることができるリタイアメントビザ(SRRV)は、35歳以上ですが、クォータビザ(QUOTA VISA)は、20歳以上です。
クォータビザは、年間50組に限定しています。預託金は、必要ありませんが、フィリピンの銀行に5万US$(約555万円)を送金しなければなりません。そのお金は、銀行に預金後すぐに、自由に使ってもよいし国外に持っていってもよいのです。
リタイアメントビザの場合は、クォータビザと異なり銀行に預託してから1ヶ月後に不動産投資やその他必要なものを購入できるのでしたね。また死亡時の埋葬費用として3千ドルは、通帳に残して置かなければなりません。
また毎年更新料としてリタイアメントビザは、360ドル(39,960円)が必要でクォータビザは、約700円。
リタイアメントビザでは働くことができないけどクォータビザでは、働いてもよいのです。
クォータビザは、リタイアメントビザ(SRRV、通称PRAビザ)に比較するとかなりお得感が強いです。しかし取得する場合は、信用のあるエージェントに依頼しないとなかなか許可がおりないようです。かなりインチキなエージェントもあるようですから気をつけましょう。また取得するための費用も高額で百万円以上かかるようです。
リタイアメントビザ、クォータービザ、ロングステイビザを取得前にやるべきこととは?
書く順序が逆になってしまいましたが、リタイアメントビザやクォータビザを取り永住する場合、または、ロングステイビザを取り長期の旅行をするときは、行動範囲も広がるので同じ国の地域でも場所により危険なところがあるかもしれません。まず本やネットからその国の情報を取り入れましょう。
リタイアメントビザ、クォータビザ、ロングステイビザを取得する国の情報収集が必要
渡航前に外務省のサイト「海外安全ホームページ」は、読んでおくことをおススメします。
事件や犯罪、自然災害情報、感染症、風土病など幅広い最新の情報が手に入ります。
現地に赴いてからでも必ず確認は必要です。たとえば、同じフィリピン領でもミンダナオ島などは、危険な場所があります。短期の旅行と違い添乗員はいませんから、自分の身は、自分で守るということを肝に銘じて渡航前の情報収集や安全対策は、しっかりと準備しておきましょう。
滞在国、地域における文化的背景を知ることが必要
リタイアメントビザやクォータビザを取り永住する場合や、ロングステイをするときは、その国の風俗、習慣、伝統、宗教などの文化をあらかじめ知っておくことが必要です。
それはなぜか? 見たこと、経験したことがない風習、宗教上の戒律に遭遇しても慌てることなく、批判や思いがけない行動をとることなどのトラブルを未然に防ぐことにつながります。国、地域の風習や慣習、宗教的な決まりを批判したり、中傷したりすると相手に対して価値観の否定、文化の否定につながり、相手は、侮辱されたと勘違いします。
「郷に入れば郷に従え」のことわざがあるように、そこで生活していくからには、自分もそのコミュニティの一員だと認識してその国の文化、風習を受け入れて義務や責任を果たしていきましょう。現地の人の考え方や異文化を受け入れ、共感するという心の柔軟性が求められます。
海外ロングステイ体験ツアーに参加してみよう!
どこに移住したら良いのかと迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんなときは、思い切って海外ロングステイ体験ツアーに参加してみるとよいでしょう。
一般財団法人 ロングステイ財団が主催する「最新の海外体験ツアー&プログラム」のサイトがあります。
アジア、ハワイ、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、グアム、サイパン、その他の体験ツアーに参加できます。
アジアでは、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、台湾、マレーシア、シンガポールが対象国です。
例を挙げるとフィリピンでの海外ロングステイ体験ツアーは、次のようなものがあります。
(夫婦二人)1ヶ月トライアルロングステイで165,000円です。「2名1室利用」なので1泊に付き夫婦二人で5,500円ですね。
日本語対応もあり、フィリピンのウォール街、マカティの高級コンドミニアムでプレミアムライフ体験ができるそうです。
- 他には、セブ島やマニラ、ルソン島クラークでのロングステイ体験ができます。
上の「最新の海外体験ツアー&プログラムのサイト」を参照してみてください。
成功するためのフィリピンへのリタイアメントビザ、クォータビザ 、ロングステイビザの取得条件、そのための準備などを述べてきました。
まとめ
リタイアメントビザの特別永住権に対しては、フィリピンは、他の国に比べて容易に取得しやすいですね。リタイアメントビザの取得のための預託金も他の国からすると高くはないです。50歳以上の年金受給者で1万ドル(111万円)です。
預託金を全部下ろすことは、できないけど死亡時の埋葬費用として3,000ドル(33万3,000円)を預金しておかなければならないというのは、とても参考になりました。親は、子供には迷惑をかけたくないと思えば、葬式費用は、通帳に残しておきたいものです。
クォータビザは、年齢制限がなく預託金の利用方法も自由で就労もできる便利なビザです。しかし取得できる人数が50人と限定されている上に申請はエージェントに依頼しないと取得が難しいという面もあります。
海外移住を成功させるポイントとしてその定住国、或いはロングステイをする国の文化を把握しておくことが大切です。
その国の文化、習慣、伝統、宗教は、それぞれ独特な個性があり、その国の長い歴史、伝統、過去の習慣、風習から引き継がれてきた文化でそれが劣っているとか、優れているとかの優劣をつけられるものではありません。
その国に住む以上、そのコミュニティの一員としてその文化を尊重していきましょう。もしそのような文化を受け入れられないとしたら他の国を選びましょう。自分の価値観にあった国を選んだ方がストレスなく住めますね。できるだけ他国の文化に対して柔軟な考えをもつことが、移住先で生活していくための知恵かもしれませんね。